メルヘンティック
2
小屋の中に、棚があって、小屋の持ち主が蓄えたに違いないチーズがたくさん並んでいました。チーズを作るための小屋だったのです。
もし、持ち主に見つかったらひどく怒られるに違いありません。しかし、ふたりはしびれたように動けなくなってしまいました。
ふたりは、ほんのかけらだけチーズを削って食べました。
そして、こっそりと小屋を抜けて、家に帰りました。
彼女は、次の日はひとりで小屋に入ってしまいました。なぜか、友達を誘うことがためらわれたのです。
昨日よりもっとドキドキしました。
友達はきていなかったので、心からほっとしました。やはり、今日も持ち主はいませんでした。
チーズを削っては、息もつかずに食べ続けました。どうしてこんなにチーズを食べたくなったのか自分でもあきれるほどでした。
そして、彼女が小屋へいってはチーズを食べることは日課になっていきました。友達と鉢合わせすることはいちどもありませんでした。
もし、持ち主に見つかったらひどく怒られるに違いありません。しかし、ふたりはしびれたように動けなくなってしまいました。
ふたりは、ほんのかけらだけチーズを削って食べました。
そして、こっそりと小屋を抜けて、家に帰りました。
彼女は、次の日はひとりで小屋に入ってしまいました。なぜか、友達を誘うことがためらわれたのです。
昨日よりもっとドキドキしました。
友達はきていなかったので、心からほっとしました。やはり、今日も持ち主はいませんでした。
チーズを削っては、息もつかずに食べ続けました。どうしてこんなにチーズを食べたくなったのか自分でもあきれるほどでした。
そして、彼女が小屋へいってはチーズを食べることは日課になっていきました。友達と鉢合わせすることはいちどもありませんでした。

