レスキュー・ガール
3
リーダーは重々しく答え、歩きはじめた。ほかの5人は少し軽やかな足どりで歩いた。
隊員のひとりが言ったとおりのところにそれはあった。5人の隊員は歓声をあげた。リーダーは無言でそこに近づいた。
そこは小さな建物だった。外はひどいふぶきなのに、中ではひとりの若い女性がスーツを着て、カウンターに姿勢よく立っていた。
彼が建物の前に近づくと、自動ドアが開いた。
若い女性は彼に深々とおじぎをした。
「いらっしゃいませ。」
きれいな声だった。
「仲間とはぐれてしまったんだが……。」
リーダーは照れくさそうに言った。
若い女性は、はぐれた3人の女性の住所、氏名を書きとめると、早速放送を流した。
「……からお越しの……様、お連れ様がお待ちです。最寄りのレスキュー・カウンターにお入りください。」
「ありがとう。」
「どういたしまして。それではしばらくお待ちください。連絡が入り次第、声をお掛けします。」
彼らは暖かい室内で待った。数分後、連絡があった。
「ここからすぐ近くのカウンターから連絡がありました。みなさんお元気の様子です。」
隊員たちは喜んだ。
「これでまた行程を続けられますね。」
リーダーはうなずいた。
「よし、みんな出発するぞ。」
彼らは外のふぶきの中に再び戻った。
若いスーツの女性が深々とおじぎをして隊員たちがでていくのを見送った。
隊員のひとりが言ったとおりのところにそれはあった。5人の隊員は歓声をあげた。リーダーは無言でそこに近づいた。
そこは小さな建物だった。外はひどいふぶきなのに、中ではひとりの若い女性がスーツを着て、カウンターに姿勢よく立っていた。
彼が建物の前に近づくと、自動ドアが開いた。
若い女性は彼に深々とおじぎをした。
「いらっしゃいませ。」
きれいな声だった。
「仲間とはぐれてしまったんだが……。」
リーダーは照れくさそうに言った。
若い女性は、はぐれた3人の女性の住所、氏名を書きとめると、早速放送を流した。
「……からお越しの……様、お連れ様がお待ちです。最寄りのレスキュー・カウンターにお入りください。」
「ありがとう。」
「どういたしまして。それではしばらくお待ちください。連絡が入り次第、声をお掛けします。」
彼らは暖かい室内で待った。数分後、連絡があった。
「ここからすぐ近くのカウンターから連絡がありました。みなさんお元気の様子です。」
隊員たちは喜んだ。
「これでまた行程を続けられますね。」
リーダーはうなずいた。
「よし、みんな出発するぞ。」
彼らは外のふぶきの中に再び戻った。
若いスーツの女性が深々とおじぎをして隊員たちがでていくのを見送った。
完
