すいす物語
6
二〇二二年六月
ミライはまだまだほとんど走っていないから、いろいろな人からいろいろと尋ねられる。主な質問項目を挙げてみると、だいたい以下のようなものになる。
・水素をどこで入れるのか?
・水素を一回入れるとどのくらい走るのか?
・水素はいくらぐらいか?
・燃料電池は水しか出ないのか?
・燃料電池自動車は速いのか?
・燃料電池自動車はいくらぐらいするのか?
・燃料電池自動車は静かなのか?
水素をどこで入れるかという質問には対しては、水素ステーションの場所を説明している。わりとわかりやすい場所なので、「ああ、あそこか」とたいがいの人は言ってくれる。
次の質問には一週間に一回入れていると答えている。水素はキログラム単位で売られている。ミライのタンクの容量は六キロだ。一週間でだいたい三キロぐらい減る。無理すれば二週間に一回ぐらいでもなんとかなりそうだが、私の場合は休日しか入れに行くことができないので、安全のため、毎週一回必ず入れに行っている。現在の水素の価格は、一キロで一二一〇円である。先週入れたら、なんとぴったり三キロであった。支払ったのは、三六三〇円である。これは消費税込みの値段である。
三つ目の質問の答えは今書いたので、四つ目の質問に行ってみよう。燃料電池は、水素と酸素が化学反応して、発電している。化学反応の結果排出されるのは、水だけである。ミライを駐車すると、自動的に水が出るようになっている。しかし、それほどたくさん出るわけではない。ガレージの床にはたしかに水がこぼれるが、雨でびしょびしょに濡れた車をガレージに入れたときに床が雨水だらけになるのと比べると、非常にわずかである。
燃料電池車は、速い。というより、電気自動車は速いと言うべきなのだろうか? 私は電気自動車に乗ったことがないから比較のしようがないが、ミライも化学反応で発電する一種の電気自動車なので、きっとそうなのだろう。あまり本気でアクセルを踏んだことがないので、最大加速はわからないが、高速道路では、あっという間に一〇〇キロぐらいになる。デパートの駐車場の上り坂などは平地を走っているみたいに楽である。
値段については、詳細を説明するとややこしいので、概略を言うと、ざっと七〇〇万、補助金一五〇万、実際の支払い五五〇万である。
道路を走っていていちばんよく聞こえるのは、周囲の車のエンジンの音である。(2022/05/28)
ミライはまだまだほとんど走っていないから、いろいろな人からいろいろと尋ねられる。主な質問項目を挙げてみると、だいたい以下のようなものになる。
・水素をどこで入れるのか?
・水素を一回入れるとどのくらい走るのか?
・水素はいくらぐらいか?
・燃料電池は水しか出ないのか?
・燃料電池自動車は速いのか?
・燃料電池自動車はいくらぐらいするのか?
・燃料電池自動車は静かなのか?
水素をどこで入れるかという質問には対しては、水素ステーションの場所を説明している。わりとわかりやすい場所なので、「ああ、あそこか」とたいがいの人は言ってくれる。
次の質問には一週間に一回入れていると答えている。水素はキログラム単位で売られている。ミライのタンクの容量は六キロだ。一週間でだいたい三キロぐらい減る。無理すれば二週間に一回ぐらいでもなんとかなりそうだが、私の場合は休日しか入れに行くことができないので、安全のため、毎週一回必ず入れに行っている。現在の水素の価格は、一キロで一二一〇円である。先週入れたら、なんとぴったり三キロであった。支払ったのは、三六三〇円である。これは消費税込みの値段である。
三つ目の質問の答えは今書いたので、四つ目の質問に行ってみよう。燃料電池は、水素と酸素が化学反応して、発電している。化学反応の結果排出されるのは、水だけである。ミライを駐車すると、自動的に水が出るようになっている。しかし、それほどたくさん出るわけではない。ガレージの床にはたしかに水がこぼれるが、雨でびしょびしょに濡れた車をガレージに入れたときに床が雨水だらけになるのと比べると、非常にわずかである。
燃料電池車は、速い。というより、電気自動車は速いと言うべきなのだろうか? 私は電気自動車に乗ったことがないから比較のしようがないが、ミライも化学反応で発電する一種の電気自動車なので、きっとそうなのだろう。あまり本気でアクセルを踏んだことがないので、最大加速はわからないが、高速道路では、あっという間に一〇〇キロぐらいになる。デパートの駐車場の上り坂などは平地を走っているみたいに楽である。
値段については、詳細を説明するとややこしいので、概略を言うと、ざっと七〇〇万、補助金一五〇万、実際の支払い五五〇万である。
道路を走っていていちばんよく聞こえるのは、周囲の車のエンジンの音である。(2022/05/28)